「頭おかしいんじゃないの?」と言いたくなる「非常識」テレアポ実例集。受け手・担当者・責任者・新人、4つの立場から

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「さっき断ったばかりなのに、また同じ会社から電話が来た」。そんなとき、思わず「頭おかしいんじゃないの?」と言いたくなったことはありませんか。

ところが、その電話をかけている担当者も、心の中では「こんなかけ方をしたら、嫌がられるに決まっている」と思っているかもしれません。

受け手は迷惑に感じ、かけ手もつらい。それなのに、同じ電話が繰り返される。なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。

私は営業支援Acceptの赤嶺哲也です。営業指導の会社を20年近く運営し、50業種以上の現場を見てきました。私自身も、テレアポで電話機を持つ手が動かなくなった経験があります。

ですから、電話を受ける側の不快感も、かける側の「もうかけたくない」という気持ちも、軽く考えることはできません。

この記事では、「テレアポ 頭 おかしい」と言いたくなる非常識な場面を、受け手・担当者・責任者・新人の4つの立場から整理します。誰かの人格を決めつけるためではなく、電話のかけ方や指導のどこを変えればよいかを考えるためです。

ご自身の立場から読みながら、ぜひ、ほかの立場にも目を向けてみてください。「そこがつながっていたのか」と気づく点があるはずです。

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【受け手】「頭おかしいんじゃないの?」と感じる非常識なテレアポ

受け手が「頭おかしいんじゃないの?」と感じる背景には、忙しいことや断る意思を伝えているのに、それを無視して話を続けられる不快感があります。

電話に出るために、仕事の手を止める。何の用件か分からないまま説明が始まる。「結構です」と伝えても終わらない。これでは、商品が役に立つかどうかを考える前に、電話そのものが嫌になってしまいます。

受け手が感じていること
  • 今後の電話を断ったのに、翌日や翌月にまた同じ会社からかかってくる
  • 昼休みや始業直後など、こちらの都合が悪い時間にかけてきて、忙しいと伝えても話し続ける
  • 会社名や用件をきちんと名乗らず、早口で台本を読み上げ、一方的に切る
  • 取引先や、担当者と面識がある会社のように装い、受付を突破しようとする
  • 「結構です」と伝えても、話をやめない

この中でも、私が特に疑問を感じるのが、電話をかける先の企業様の「取引先のふりをする」というアプローチです。

「頭がおかしいんじゃないか?」とまで言うと言い過ぎかもしれません。ただ、相手を欺くような言い回しや口ぶりで、担当者につないでもらおうとすることには、営業を支援する立場として強い違和感があります。

確かに、取引先だと思われれば、責任者や担当者と直接話せることがあるかもしれません。ですが、その先を少し考えてみてください。

話している途中で「いつもの取引先ではない」「営業の電話だったのか」と分かったら、相手はどう感じるでしょうか。「だまされた」と受け止められた瞬間に、強い警戒心や不快感を持たれるリスクがあります。商品やサービスの話を聞いてもらう前に、会社や担当者への信頼を損ねてしまいかねません。

私は、受付を通過できたかどうかだけで、トークの良し悪しを判断すべきではないと考えています。担当者につながったあとも、安心して話を聞いてもらえる伝え方になっているか。そこまで含めて、テレアポの方法を考える必要があるのです。

もう一つ考えていただきたいのが、「断ったのにやめてくれない」という場面です。

人は、自分で決めたいことを押しつけられると、内容を聞くより先に、距離を置きたくなることがあります。そこでさらに食い下がれば、関心を持ってもらうどころか、警戒を強めてしまいます。

腹が立ったときも、相手の人格を責める必要はありません。「今回は必要ありません」「今後の営業電話は控えてください」と、意思を明確に伝えてよいのです。

では、かける側はなぜ、相手が嫌がると分かっていても話を続けてしまうのでしょうか。そこには、担当者個人だけでは変えにくい事情があることもあります。

【担当者】「頭おかしいんじゃないの?」と言いたくなる非常識な指示

【担当者】「頭おかしいんじゃないの?」と言いたくなる非常識な指示

テレアポ担当者が「頭おかしいんじゃないの?」と言いたくなるのは、お客様の反応よりも、現場の状況を見ない会社の指示に対してかもしれません。

「二度と電話しないで」と言われた直後に、「そこで引くから取れないんだ」と叱られる。相手の意思を尊重したい気持ちと、会社の指示の間で、どうすればよいか分からなくなる場面です。

担当者が感じていること
  • 1日200件など、通話内容や対象を考慮せず、件数だけのノルマを課される
  • 明確に断られた直後でも、「もっと食い下がれ」と言われる
  • 暴言を受けて落ち込んでも、「慣れろ」としか言われない
  • 台本がない、または冒頭から1分以上説明し続ける長い台本だけ渡される
  • 会話に入る前に切られているのに、改善方法を教わらず「会話ができていない」と叱られる

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こうした指示のつらさは、厳しいことを言われる点だけではありません。「では、次の電話で何を変えればよいのか」が分からないことにもあります。

私も、営業経験を積んだあとにテレアポを任され、かけてもかけても断られました。冷たく断られるたびに気持ちが重くなり、電話をかけること自体に罪悪感を持つようになったのです。

だからこそ、成果が出ないときに「自分は営業に向いていない」と結論を出す前に、確認してほしいことがあります。相手が話を聞く気になる伝え方を教わっているか。断られたときに、どこを見直せばよいか相談できるか、ということです。

困っている場面を具体的にして、「もっと頑張る」以外の改善方法を上司と話し合う。そのためには、責任者の側にも、教え方を見直す準備が必要です。

【責任者】部下に「頭おかしい」と思われる非常識なテレアポ指導

責任者の方に、少し立ち止まって考えていただきたいことがあります。

部下が断られたとき、「あと何件かけるのか」は聞いていても、「どの言葉で、どんな反応をされたのか」まで、一緒に確認しているでしょうか。

部下には「頭おかしい」と思われかねない指導でも、責任者は「経験を積めばできるようになる」と信じている場合があります。指導する側の意図と、受ける側の受け止め方が、すれ違っているのです。

現場でよくある非常識な指導
  • 成果が出ない理由を確認せず、「とにかく数をこなせ」としか言わない
  • 何年も前のリストを、情報更新や架電履歴の確認をせずに使い回す
  • 新人の理解度を確かめず、研修1日で本番に出す
  • 担当者が辞めたら補充し、辞めた理由を見直さず同じやり方を繰り返す
  • アポイントが取れた理由を、誰も検証していない

私がご相談を受ける中にも、部下のために真剣に指導しているのに、うまくいかず悩んでいる責任者の方がいらっしゃいます。責任者自身も、アポイントの取り方を体系的に教わる機会がなかった、というケースです。

ただ、部下を思う気持ちがあっても、具体的な改善方法が伝わらなければ、部下は同じところでつまずき続けます。

テレアポでは「千三つ(せんみつ)」、つまり1,000件かけて3件のアポイント、という言葉を耳にすることがあります。これはすべての現場の標準ではありません。「断られるのが当たり前」として、改善を考えなくなることが問題なのです。

数を増やす前に、一本の電話を一緒に振り返る。取れたアポイントについても、「何が相手の関心につながったのか」を確かめる。そこまで具体的にしてこそ、次の電話で使える指導になります。

【新人】これから働く人を待っている、非常識なテレアポの入口

【新人】これから働く人を待っている、非常識なテレアポの入口

これからテレアポの仕事に就く方にとっては、「聞いていた仕事と違う」「未経験歓迎なのに、何も教えてもらえない」という入口での食い違いが、不信感につながります。

「頭おかしいんじゃないの?」と感じるほど戸惑っていても、初めての仕事なら「これが普通なのかな」と、我慢してしまうかもしれません。

新人が感じている、職場への不信感
  • 募集時に営業の説明がなかったのに、配属後にテレアポを任される
  • 「未経験歓迎」で入ったのに、教わる前から成果が出ないことを責められる
  • 研修や練習がなく、台本を渡されて初日から電話をかける
  • 辞めたい理由を聞いてもらえず、「今が頑張りどき」とだけ言われる

ここで確かめたいのは、「自分に根性があるか」よりも、「仕事を覚えるために必要な支援があるか」です。

例えば、台本はあっても、なぜその順番で話すのか説明されない。相手に質問されると答えられず、電話のあとも相談できない。それでは、経験のない人ほど不安になるのは無理もありません。

私にも、話すことが苦手で、営業やテレアポに向いていないと思っていた時期があります。それでも、話の進め方を学び、試しながら見直すことで、変わっていきました。

入社前や配属時には、仕事内容に加えて、「電話をかける前に練習できるか」「困ったときに誰に相談できるか」を確認してみてください。向き不向きを決める前に、学べる環境かどうかを見ることが大切です。

「頭おかしい」非常識なテレアポに共通する、たった1つの原因

4つの立場から見てきましたが、ここで共通して見直したい原因を一つに絞るなら、次の点です。

原因:アポイントが取れる型がなく、数だけを追わせていること

もちろん、すべての問題がこれだけで説明できるわけではありません。

取引先だと誤認させる伝え方、募集時の説明、リストの管理、断られたあとの対応など、それぞれに見直しが必要です。

ただ、具体的な方法を教えないまま件数だけを求めると、担当者は焦り、相手の反応を見る余裕を失います。責任者も、何を教えればよいか分からないため、また数を求める。この繰り返しが、双方を苦しくしてしまうのです。

数を追う体制と、型がある体制の違いを、以下の表にまとめます。

比べる点数を追う体制型がある体制
受け手の印象しつこい、迷惑と感じやすい用件や自分との関係が分かり、聞くかどうか判断しやすい
担当者の気持ち断られるほど消耗する断られた理由を、改善のヒントにできる
責任者の指導気合と根性に頼る型を渡し、実際の反応を検証する
新人の成長改善方法が分からず、自信を失いやすい小さな成功を積み、理由とともに学べる

ここでいう「型」は、用件や関係性をごまかして受付を通過したり、相手が断っても押し通したりするための台本ではありません。会社名や用件を誠実に伝えながら警戒心を和らげ、相手が聞く価値を判断できるようにする話の流れです。

私も、電話を受けた人の心理からテレアポを見直しました。冒頭20秒で興味を持ってもらうトークを作り、検証を重ねた結果、私自身の取り組みではアポ獲得率60%という結果につながりました。対象や条件によって結果は異なりますが、やり方を見直す意味を実感した経験です。

「20秒」というのは、必ずその時間で切られるという意味ではありません。相手が「聞くか、切るか」を判断する、最初の短い時間を大切にするということです。

その間に、こちらが言いたい説明だけを続けていないか。相手が「自分に関係がありそうだ」と感じられる情報になっているか。まずは、この視点で冒頭のトークを見直してみてください。

そして、話を聞くかどうかは相手が決めることです。断る意思を尊重し、今後の電話を断られた履歴も共有する。成果につながる型と、相手への配慮を、セットで整える必要があります。

まとめ

「テレアポ 頭 おかしい」と言いたくなる場面を、4つの立場から見てきました。

受け手が嫌がる電話の裏で、担当者も困っている。

責任者も、新人を育てたいのに方法が分からない。

こうしたすれ違いを減らすには、数だけを追わせる仕組みから、話し方と相手の反応を一緒に検証する体制へ変えていくことが大切です。

「とにかくかけよう」と伝える前に、「最初の一言で、相手はどう感じるだろうか」と考えてみる。取引先だと誤認させてつながることよりも、つながったあとに信頼して話を聞いてもらえることを大切にする。その視点で次の一本を見直せば、指導の内容も変わります。

その見直しにお役立ていただけるよう、無料レポート「新人でも成果が出る!テレアポ獲得率を最大化する5つの秘訣とその指導法」をご用意しました。誤った指導法、新人が急成長する方法、効果を最大化する指導法を、14ページで解説しています。

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受け手に配慮しながら、担当者が自信を持って電話をかけられる。そのために、まず何を変えるかを考える材料として、ご活用いただければ幸いです。

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